キャラアクターズとは?【LD(LOPYUDESIGN) 通信 VO.2】

 

きゃらあくたあず

きゃらあくたあ」というのは、ぼくが考え出したまったくの造語である。
つまり、ひとつのキャラを背負うことで人格を演じる、
CHARA+ACTORのことであり、別の言い方でいえば、
デジタルな異種生命体のこと、とでもいっておこう。

いまや、日本中に認知されつつある、かのサブカル伝道師・みうらじゅん氏が火付け役の「ゆるキャラ」は、国や地方公共団体、その他の公共機関等のマスコットキャラクターたちをそう呼んだが、わが「きゃらあくたあ」たちは、なにもないところに、ある日ひょっり現れ、つまり、ぼくという個の媒体を通して生じた生命体であり、それぞれの個性、性質は、ぼく自身がそこから独断と偏見をもって命を吹き込んだものである。社会的、共同体的存在理由からは一切自由な生命体のことである。

商業的、あるいは職業的デザイン観点からすれば、ある意味、逆説的にきこえるかもしれないが、最初に必ずしも目的(イメージ)があるわけではないデザイン。ただなんとなく生まれ、形作られて、そこにあるだけ、という自然な流れのなかにに意味を見いだす。だから、通常のデザインではないし、創造物(クリチャー)でしかないのだが、啓示(ひらめき、インスピレーションのようなもの)を通して現れる何かである。つまり、直感的な思いと交信によって、顕然化したカタチである。意味などないが、すべて後付けとしての魅力がそなわっているものばかりである。つまり、それを個性(キャラ)と呼んだに過ぎない。

その意味では、さしずめ「ゆるキャラ」の使命さえ成り立たないだろう。だが、彼らは今や立派に我がデザインワークの一部に組みこまれ、堂々と意思を発信し、そしてそれぞれの役割を演じてくれている。総じて、我が魂の分身であるが、それぞれが「きゃらあくたあ」という創造的カテゴリーの中で、ひとつの運命共同体を育んでおり、いたって高い親和性を発揮するのである。

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